こんにちは(╹◡╹)

 

アピアランスサロンあいちの椎木です♡

 

皆様は化粧療法、メイクセラピーはご存知でしょうか?

 

メイクセラピーは、心理カウンセリングの手法を取り入れたメイクアップ技法で、化粧療法の領域における援助法の一つです。

 

単に外見をキレイにするだけでなく、心理カウンセリングによってメンタルサポート(心理的援助)することを目的としています。

 

メイクセラピストは色彩学や印象分析の理論を備え、目の錯覚効果やコスメの質感を活用したメイク技術で「なりたい自分になる」ための印象を変えるメイクアップを提供します。

 

そしてメイクによって新たな印象へと変化したことに伴う心理面のケア、行動のサポートを行います。

 

メイクによって外見の印象が変わると、心にも変化が起こります。

 

これまで持っていたネガティブな思い込みが解消され自己評価が高まり新たな魅力や可能性の発見にもつながります。

 

メイクセラピーは美容・医療・福祉などの分野で活用できるほか、一般の女性が自らの日常生活、そして未来を豊かに輝かせるためにも効果を発揮できる技法です。

 

アピアランスケアにも、メイクセラピストの資格をもつ人も増えています。

 

私、椎木もその一人メイクセラピストです(*´꒳`*)

 

医療の進歩に伴い、治療をしながら働くがん患者さんは、全がん患者さんの約3割と言われています。

 

ある協会団体が、がん患者団体の協力を得て、がん患者さん(女性 N=141)を対象に行ったWEB調査(2020年4月~5月)では、76%が外見の変化が気になったとの回答でした。

 

多くの方が外見に悩んでいることがお分かりいただけるかと思います。

 

厚生労働省が開催している「がんとの共生のあり方に関する検討会」でも、外見変化によって約4割の

 

がん患者さんが「外出機会が減った」「仕事や学校を辞めたり休んだりした」と報告されています

(第3回 資料4 がん治療に伴う患者の外見変化とその支援)。
https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/000559469.pdf (外部サイトへのリンク)

 

 

外見変化は、生命に直接影響を与えるわけではありませんが、社会的な行動に影響を及ぼします。

 

では、外見変化に関する主な相談先となる医療機関でのアピアランス支援はどうなっているのでしょうか?

 

全国がん診療連携拠点病院の看護師(726名)を対象としたアピアランス支援の実態調査では、93項目の様々な外見の変化に対する支援(相談を受ける、情報提供、具体的なケア等)が提供され、回答者の約5割が「適切にできている自信がある」と回答しています(Palliat Care Res 2019; 14(2) 127-138)。

 

やはり、看護師さんは心強い味方です。

 

ただ半数は自信がないということでもありますので、今後アピアランス支援に関する研修が普及することを願うばかりです。

 

さて、抗がん剤による副作用の中には、皮膚の乾燥や色素沈着があります。

 

保湿のためのスキンケアやしみをカバーするメイクなど化粧品でケアできることもあります。

 

上述の調査の中には、支援の項目のひとつに、化粧品会社としては気になる「皮膚の変化の予防とケア」という項目がありました。

Palliat Care Res 2019; 14(2) 127-138をもとに作成

ケアに使用するアイテム 実施の割合
スキンケア化粧品 68.1%
メイクアップ化粧品 20.2%

 

 

医療機関でもスキンケア化粧品を使ったケアは高い割合で支援が行われていますが、メイクに関しては2割という結果でした。

 

確かに、現実問題として、医療従事者が業務の中でメイクアップの支援をするには、時間的・技術的になかなか厳しいかと思います。

 

美容従事者と連携することで支援の輪が広がることを期待したいです。

 

このように、医療従事者がメイクアップを支援するのは難しいです。

 

私は、メイクアップ(メイクセラピスト)をもっと多くの美容師が学び支援ができたら

 

素晴らしいんじゃないかと考えています。

 

落ち込んだ日はウィッグをつけたらお顔にメイクも施したらきっと心も明るくなれる。。

 

アピアランスサロンあいちでは、メイクアップのご相談も受け付けております♡

 

『なりたい私』『がんになっても自分らしく生きる』

 

メイクで心が変わる、と私は信じています(*´꒳`*)